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今般、第68回通常総会において、代表理事組合長の重責を新たに担うこととなりました住吉文男です。 日頃は当組合の事業運営に格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。 本組合は、昭和31年に創立し、本年で67年目を迎えますが、鹿児島のたくさんの花を育む風土と、祖先を尊ぶ土地柄を背景に、営業を続けてきました。こうして長く営業することができましたのも、日々の生産活動に精力的に従事されている生産者や買参人をはじめ、県内外の多くのご利用者様のご協力のおかげで御座います。改めて衷心より感謝申し上げます。
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さて、花卉業界は依然として厳しい状況に直面していると言えます。 ロシアのウクライナ侵攻による日本への影響は、記録的な物価高をもたらし、生活への大きな影響となっております。また、令和3年以降のコロナ禍の影響も、経済や物流に混乱をもたらし、国民の生活スタイルの変化として、今なお色濃く残されている様相です。昨今では、社会経済活動正常化を優先して、5類感染症へと移行されたことにより、飲食業をはじめ観光業など第3次産業も動き出し、少しずつ経済が回復傾向になりつつありますが、様々な物価の上昇と人材不足等の多くの課題は変わらず抱えたままであります。 この様な中ではありますが、花は人の気分を明るくするパワーや心の癒し効果、日ごろの感謝の気持ちを伝えるメッセージ性など、他に代えがたい価値は変わりません。当組合では入荷量の確保と品ぞろえの充実のため、産地営業とご利用者様との情報交流の活性化を図り、農協法人を組織母体とする卸売市場の立場から、組合員の皆様、ご利用いただく数多くの方々に信頼される経営を目指していく所存です。変化し続ける流通に対応し得る市場を作り、消費者への安定的な花卉流通を守ることを努力邁進してまいります。 大変厳しい折ではございますが、今後とも当市場へのご愛顧、ご支援をよろしくお願い申し上げるとともに、皆様のご健勝とご発展を祈念いたしまして、ご挨拶とさせていただきます。
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令和5年7月吉日
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