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新年明けましておめでとうございます。当市場をご利用の皆様に於かれましては、輝かしい年をお迎えの事と思います。日頃より格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。 又、このところの日本近海で急激に発達する台風、異常気象による豪雨災害や地震など各地で甚大な被害を及ぼしており、被災された皆様にはお見舞い申し上げ、一日も早い複興を心よりお祈りいたします。 併せて、このところの物価の上昇により肥料、生産資材、燃料の高騰で生産、販売両方で厳しい経営を強いられているのにも危惧しております。
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さて、花卉業界は依然と厳しい状況にある中、米中、日韓、ウクライナ情勢など世界各国での関係悪化による貿易、観光の打撃に加え、新型コロナウイルスの感染拡大の影響でインバウンド需要の低下、行動、移動の制限は緩和されたものの続く冠婚葬祭の小規模化で業務需要の減少と、次から次へと変異株に置き換わり爆発的な感染力によりその終わりは未だ見通せない状況です。 しかし、感染力は強いものの重症化リスク減少、ワクチンや経口薬の普及が進んでおり、現在では危険度が2番目に高い「2類」相当となっていますが、今後、季節性インフルエンザと同じ「5類」への引き下げにより日常を取り戻す方向に移るのではないかと思われます。 その様な中でホームユースの需要拡大が生まれ、花卉業界も個人消費の増加に対応しつつ、生きている植物には、魂が宿る観念から、飾る事による心の健康、癒しとご先祖様への感謝の気持ちを大切にして、当花卉農協は出来る限りの感染防止対策を行い、入荷量の確保と品揃えの充実の為、産地営業とご利用者との情報交換の活性化を図り、農協法人を組織母体とする卸売市場の立場から組合員の皆様、またご利用いただく数多くの皆様に信頼される存在として経営基盤を固め、現在の流通に対応し得る市場作りを目指し、そして消費者へ安定的な花卉流通を守ることを第一優先にこれからも邁進していく所存です。 最後に、厳しい折ではございますが本年も当市場へのご愛顧、ご支援を宜しくお願い申し上げますと共に、この一年が皆様にとり笑顔の満ちた年で有ります様お祈り申し上げ年頭の挨拶と致します。
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令和5年1月吉日
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